お彼岸について
お彼岸について
お彼岸について
彼岸(ひがん)は、雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)です。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」(あるいは地方によっては「はしりくち」)と呼びます。俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。
彼岸会法要は日本独自のものであり、現在では彼岸の仏事は浄土思想に結びつけて説明される場合が多くみられます。浄土思想で信じられている極楽浄土(阿弥陀如来が治める浄土の一種)は西方の遙か彼方にあると考えられています(西方浄土ともいう)。春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりです。もとはシルクロードを経て伝わった、生を終えた後の世界を願う考え方に基づいていて、心に極楽浄土を思い描き浄土に生まれ変われることを願ったもの(念仏)と理解されているとも云われています。
彼岸は秋分の日と秋分の日を中日としその前後7日間となります。
2019年(平成31年)の春分の日は3月21日なので
・3月18日彼岸入り
・3月19日
・3月20日
・3月21日春分の日、中日
・3月22日
・3月23日
・3月24日彼岸明け
2019年(平成31年)の秋分の日は9月23日なので
・9月20日彼岸入り
・9月21日
・9月22日
・9月23日秋分の日、中日
・9月24日
・9月25日
・9月26日彼岸明け
となります、毎年2回訪れるお彼岸はその年の春分の日、秋分の日を調べればお彼岸の日にちも分かります。
■花コラム■
春のぼたもち、秋のおはぎ
日本で彼岸に供え物として作られる「ぼたもち」と「おはぎ」は同じもので、両方とも、蒸した餅米とアンコの同じ素材で作られる食べ物ですが呼び方が違います。これらの名は、彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来すると言われています。
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