黒富士 (くろふじ)
冨嶽三十六景 山下白雨 (さんかはくう)
「山下白雨(さんかはくう)」は、
葛飾北斎の名所浮世絵揃物『富嶽三十六景』全46図中の1図。
夏の激しいにわか雨を白雨(はくう)といます。
凱風快晴が「赤富士」と呼ばれるのに対して、
山下白雨は「黒富士」と呼ばれています。
裾野に夏の積乱雲がたち、裾野は黒雲に被われ、
稲妻が走り、大地の躍動感を感じさせます。
赤富士が静的であるのとは対照的に描かれた作品です。
また、富士山の頂上付近と下界との天候の違いを描くことで
いかに富士が高い山であることを視覚的に訴えてきます。
サイズ:約48cm幅
品質:綿100%