お盆は正式には、盂蘭盆(うらぼん)といいます。一般的には8月13から16日までを「盆」と呼び先祖の霊を迎え、供養する期間です。亡くなってはじめて迎えるお盆を新盆(初盆)といい、特に手厚く供養します。また、四十九日の忌明け前に盆を向かえた場合は、新盆は翌年になります。
一般的には、親戚や縁者から盆提灯やお線香(贈答品)が贈られます。ご先祖様と一緒に過ごすお盆の期間にお線香をお届けすることは、日本の長い歴史の中で伝えられてきた心優しい習慣です。
■新盆の読み方
新盆には「にいぼん」「あらぼん」「しんぼん」という複数の読まれ方があります。複数の読み方があるのは、意味などの使い分けによるものではなく、それぞれの地域での使い方の違いと考えられているそうです。新盆以外に初盆という表現もあります。