花ナビ HOME 冠婚葬祭 ローソクについて

■ローソクについて

■ローソクの起源

古代エジプトではミイラ作成などで古くから蜜蝋が使われており、2300年前のツタンカーメンの王墓からは燭台が発見されていることから古くからローソクが使われていたと見られています。

日本でローソクが最初に登場したのは奈良時代で、当時のろうそくは中国から輸入された蜜ローソクで、恐らく仏教の伝来とともにあわせて伝わったと考えられています。

■ローソクの品質について

一般的にローソクの品質は「流れず、曲がらず、くすぶらず」の「三ず(ざんず)」で決まると云われています。高品質な原料を使用し、ススや油煙の発生を限りなく抑えた商品が販売されています。

■ローソクの単位「号」の由来

パラフィンが輸入されるまでは、ローソクの重量表示は「匁(もんめ)」でした。ローソク1本の重さを基準に1匁ローソク、2匁ローソクと呼んでいましたが、尺貫法改正に伴い、1号ローソク、2号ローソクという呼び名に変わりました。1匁=3.75gですから、現在の1号ローソクは、1本あたり1匁の重さのローソクという事になります。3号ローソクは、1本あたり3匁の重さです。すなわち、号数はローソクの重さ(匁)を表しています。

■ローソクの火の消し方

火を消すときは、手であおいで消すのが礼儀とされています。吹いて消すものではないと言われているのは、神聖であるべき仏壇の前で息を吹きかけることは不作法とされているからです。